私の毎日の日課は、朝5時に妻を起こさないよう起床し長年の夢であったウッドデッキを日曜大工で作ったので、そこでお気に入りの椅子に座りながら、コーヒー片手にタバコを吹かすことである。
早起きという健康的な朝を迎えたにもかかわらず体を内側から蝕んでいくタバコを吹かす。
背徳感にさいまれながらも私はこの日課をもう10年以上は続けているのである。
最初のきっかけは何だっただろうか。
年を取り、起きることが早くなったからか。それとも妻の助言をのらりくらりとかわし、大学生の時から吸っている
タバコを吸い続け妻の視線が怖くなったころからだろうか。
日曜大工で作ったウッドデッキはあまり関係ないな。昔はアパート暮らしをしていてバルコニーで吸っていたものだからな。
だが、ウッドデッキを作ってからというもの私のタバコの量は増えていく一方である。
なんだかアパートのバルコニーで吸っていた頃より、さらに美味しく感じるのだ。
だが、ウッドデッキせいではないのだ。神に誓ってもよい。私は無神論者だがな。
話がそれてしまったが、早起きして自分のお気に入りの場所でタバコを吸うのはうまい、これはやめられそうにないな。
多くの人にこの気持ちを知ってほしいわけではない。何故ならタバコは健康に悪いのだから。
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今日も朝日を見ながらのタバコはうまかった