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住宅メーカーとの2つの交渉術

住宅メーカーとの2つの交渉術
住宅メーカーとの交渉には、総額1ページ目交渉法と詳細ネチネチ交渉法の2つのスタンスがあります。
ここでは、それぞれの交渉方法について詳しく説明します。
参考ページ:中古 物件 購入 予算オーバーを解消する交渉術と注意点
交渉術1| 総額1ページ目交渉法
総額1ページ目交渉法では、見積書の1ページ目に記載されている総額のみに注目し、2ページ目以降の詳細内訳には触れません。
見積書には、躯体工事や外部工事、内部工事、設備工事などの大項目の内訳が2ページ目に詳細に書かれており、3ページ目以降にはそれぞれの工事の詳細が記載されています。
総額1ページ目交渉法では、相手の目の前で2ページ目以降の内容は開かずに、総額のみを交渉の焦点とします。
この方法では、見積書に書かれている細かい内容には触れず、「総額が高すぎて話にならない」と主張し、積極的に交渉を進めます。
実は、この方法は効果的で、価格の引き下げが期待できるのです。
見積書の2ページ目以降は専門的な知識が必要で、読み取るのが難しいため、相手の専門領域に引きずられてしまい、交渉がうまく進まないことがあります。
交渉上手な人は、総額のみに注目し、「どうすれば予算に近づけることができるか?」と住宅メーカーに考えさせます。
総額1ページ目交渉法では、建築に関する難しい話には触れずに、「これでは予算に合わないので、もっと値下げしてほしい」と伝えます。
実際にこの交渉方法は非常に効果的で、価格の引き下げが期待できます。
交渉術2.|詳細ネチネチ交渉法
詳細ネチネチ交渉法では、見積書の詳細内訳にもしっかりと目を通し、それをベースに交渉を進めます。
詳細ネチネチ交渉法では、見積書の2ページ目以降に記載されている躯体工事や外部工事、内部工事、設備工事などの工事項目の詳細な内容を重視します。
この交渉方法では、見積書に書かれている各工事の詳細な内容を精査し、価格や工事内容について質問や異議を述べます。
例えば、材料や工程に関して疑問や不明な点があれば、それをメーカーに対してしっかりと確認します。
このネチネチとした詳細な交渉は、自分の要望や予算に合わせて具体的な修正をしてもらうための効果的な手段となります。
躯体工事や設備工事などの専門的な領域に詳しくない場合でも、詳細ネチネチ交渉法を用いることで、不明な点や納得できない点についてきちんとメーカーに質問し、説明を求めることができます。
この方法を使うことで、見積書の内容や価格について納得いくまで交渉ができ、自分の要望に合った価格や工事内容を実現することができます。

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